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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

感想 「原因を推論する -- 政治分析方法論のすゝめ」久米郁男

Amazon.co.jp: 原因を推論する -- 政治分析方法論のすゝめ: 久米 郁男: 本www.amazon.co.jp 現在、同時平行で10冊くらいの教科書を研究のリハビリ的に読んだり、その中の問題を解いたりしています。本書はその中の一冊で、評判どおり「あたり」でした。 タ…

英語を学ぶと・・・:社会人になってからの英語の学び方(番外編)

英語の学びから少しはなれて、なぜ英語を学ぶのかについて開発途上国の仕事仲間から聞いたお話について。 これまでに自分は開発途上国の官僚やコンサルタント、大学教授、国際機関やNGO職員たちとよく仕事をし、ビールやコーヒーを片手にいろいろな話をしま…

多読しよう:社会人になってからの英語の学び方④

社会人になってからの英語の学び方① - バークレーノート(Ph.D 留学編)phdryugaku.hatenablog.com 定期的に同じテストを受けよう: 社会人になってからの英語の学び方② - バークレーノート(Ph.D 留学編)phdryugaku.hatenablog.com <a href="http://phdryugaku.hatenablog.com/entry/2015/06/15/190000" data-mce-href="http://phdryugaku.hatenablog.com/entry/2015/06/15/190000">日本で英語漬けになろう</a>…

日本で英語漬けになろう:社会人になってからの英語の学び方③

定期的に同じテストを受けよう: 社会人になってからの英語の学び方② - バークレーノート(Ph.D 留学編)phdryugaku.hatenablog.com 社会人になってからの英語の学び方、続けます。 さて、社会人の方、特に若手の方々の多くは帰りは午前様、土日はくたくたで…

定期的に同じテストを受けよう: 社会人になってからの英語の学び方②

以前に書いたエントリでは、whatについては書いたものの、howについて何も書いていませんでした。これから何回かに分けて、どうやって足りない時間とモチベーションを駆使しつつ、英語を学んでいくかを自分の経験に基づいて書いてみようと思います。 社会人…

リテラシーが必要です

官庁や大企業などに属していて、新聞やテレビで業務のことが報じられると、その後に寄せられる問い合わせに答える対応メモ(私がいた組織では記事解説と呼ばれていました)を書く機会があると思います。私もこれまでに何十枚と書いた経験があります。 この記事…

渡米まで2ヶ月

渡米まであと2ヶ月、最終出勤まで1ヶ月となり、国内にいる間の予定もだいたい固まりました。やることはたくさんありますが、決まった以上はやり切るだけです。 ときがたつのは思った以上に早く、日本にいる間にやりたかったのにできないことも多々あります。…

アジア大学番付 日本は中国を下回る NHKニュース

<a href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150611/k10010110081000.html" data-mce-href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150611/k10010110081000.html">アジア大学番付 日本は中国を下回る NHKニュース</a>www3.nhk.or.jp イギリスの教育専門誌は、アジアの大学ランキングを発表し、日本の大学は東京大学が首位を維持したものの多くが順位を落とし、100位までに入った大学の数で初めて中国を下回りました。 10…

アジ研ワールド・トレンド2015年5月号に座談会の記事が載りました

途上国開発に関わる方にはおなじみのアジ研ワールド・トレンド。 その2015年5月号(特集:地方自治体による国際環境協力)の座談会に僭越ながら参加し、自分の仕事や問題意識などについてお話しさせていただきました。大ベテランのお三方との座談会は、実体…

Notarized Translation(豆知識)

大学の家族寮に応募する際、結婚証明書の提出を求められます。これは日本でいう戸籍謄本を英訳して提出すればよく、7年前はそれだけですみました。 ところが、今回はHousing Officeから、"Notarized Translationが必要だ。"と言われてしまいました。 Notariz…

UCバークレー 公共政策学修士課程(MPP: Master in Public Policy)のご紹介

昨日も書きましたが、私は2008-2010年にUCバークレーの公共政策大学院に留学し、修士(MPP)を取得しました。公共政策学(Public Policy Analysis)という新しい学問を1960年代末に創設するため、米国の官民が資金を出して作ったオリジナル8と呼ばれる大学…

組織の変化、社会の変化、個人の変化

最近のニュースで出ていた、大学の職業学校化や国際化、霞が関の国会対応の話を聞きながら、考えたことです。 日本の伝統的な組織、例えば官公庁や大学、で働いたりした経験があると、組織を変えていくにはとても長い時間がかかることが理解できます。看板を…

専門知識を公開すること

バークレーの修士時代にブログを書いていました。もともと、当時外国に住んでいた妻に元気だと伝えるつもりで始めたブログで、身の回りのことやこれからの予定など、雑多なことを書いていました。 そんなブログの中で、7月や2月といった大学の試験シーズンを…

Who are in your circle of five?

先週末に東京に行き、多くの友人、先輩、先生方にお会いしました。 色々な話をして、思わず身を正したり先入観を変えるような刺激、指針となるような助言、自分の立ち位置の認識など、様々なものをいただいた週末でした。そして次の言葉を思い出しました。 T…

渡米準備あれこれ

7年前に一度経験しているので、渡米準備を甘く考えていました。しかしかなり忘れたり制度が変わっていたりして、そろそろ本腰を入れないとやばいとあせり始めました。 この手の準備は申請からの待ち時間が結構ありますから、段取りが命。まずは手続き情報を…

voiceかexitか:ハーシュマンの「離脱・発言・忠誠」より

修士留学時代のリーダーシップの授業(ロバート・B・ライシュ 教授)で学んだ概念に、VoiceとExitの対比があります。ハーシュマンが提案したもので、なるほどなあ...と深く納得した記憶があります。このフレームで、いろいろなことをアナロジーとして理解で…

形にしないと消えてしまうもの

たとえば何ヶ月もかけて考えたこと、仕事や研究を通じて必死になって学んだこと、何かをきっかけに強く感じたことや気づいたこと。こういったことは、自分の中では大切なものです。 しかし、これまでの経験上、そういったことは一、二年もすればぼんやりとし…

サイゴン再訪

10度目のホーチミン(サイゴン)訪問 ホーチミンに行ってきました。ここ三年で十回目の訪問です。自分がゼロから企画し、立ち上げた大規模プロジェクトをホーチミンで行っていて、プロジェクトリーダーとして、また交渉責任者として、足繁く通いました。都市…

数学の復習

Ph.Dでのコースワークに備えて、数学の復習を始めました。どのような分野で研究をするとしても、微分積分や線形など代数は土台となるからです。まずは選んだ2冊の教科書(経済数学)を1回ずつ回す予定です。 一応は理系(工学部)で修士まで取ったというのに、…

「大阪都構想」の住民投票

大阪都構想が否決されました。その賛否については、大阪市民でも府民でもない僕には何もいえることはありません。ただ、2012年に僕が大阪に来た時に、とんでもない人気を誇っていた橋下市長と維新の会(当時)でさえも負けてしまうのだなと、改めて政治、そ…

英語は世界語

社会人になってからの英語の学び方 - バークレーノート(Ph.D 留学編)phdryugaku.hatenablog.com こちらのエントリの続きです。 英語を真面目に学び始めたきっかけとなったのが、10年以上前に日本での学生時代にタイ北部のお寺と檀家さんにお世話になった時…

信頼は個人に紐づく

出張でベトナムに来ています。カウンターパートとディナーをしながら考えた話。 日本だと、異動に伴って担当が変わることがあっても、組織と組織の付き合いという意識が強いので、そんなに大きな影響はありません。どこの誰だかわからなくても、組織名と役職…

社会人になってからの英語の学び方①

大人になってから英語を身に着けることは、果てのない道のりを歩むようなものだなあと、まじめに英語に取り組み始めて10年以上がたった今でも思います。 この10年間、2年間の米国留学もはさんで(一応)英語を使って仕事をしてきました。さらにここ3年は、年…

やれることはすべてやる

入学後のコースワークやGSI/GSR(他大学で言う所のTA/RA)のワークロード、そしてその後の研究とキャリアゴールについて思いを巡らせていると、本当にゴールまでたどり着けるだろうかと身がすくむことがあります。しかし自分にできることは、短期、長期の目標…

人材育成

&lt;a href="http://phdryugaku.hatenablog.com/entry/2015/03/26/084451" data-mce-href="http://phdryugaku.hatenablog.com/entry/2015/03/26/084451"&gt;日本とのつながり - バークレーノート(Ph.D 留学編)&lt;/a&gt;phdryugaku.hatenablog.com こうい…

本棚

渡米に向けて持ち物の整理をしています。アメリカに持っていくもの、日本に残していくもの、手放してしまうもの。そうした分類をしています。 なかでも自分の蔵書の整理をしながら、改めて自分の興味の変遷を目の当たりにし、感慨深いものがありました。本棚…

4ヶ月後には

学期の開始時期などを考えると、4ヶ月後の今頃には、バークレーで生活を始めていることになります。時間が経つのは信じられないほど早いものです。 7年前の修士のときの渡米時には、新しい土地に向かう高揚感が強く、期待だけが大きく、でも実際はどのような…

人間としての深み

最近、何人かのシニアな方々との対話の中で感じたことです。 戦中戦後の混乱や公害問題など、苛烈な状況に対峙した経験を持つシニアな方々は、声高には話されませんが、言動の端々から感じられる人間の深みを共通して持っておられる気がします。 その深みと…

蔵書

若いうちは「いつか読むから」と思って、月2万円を書籍代に費やし、せっせと本を買い込んでいました。しかし30歳になるころ、もう一生かけても読み切れない本を持っていることに気が付きました。それからは、もう読み返さないと思う本はせっせと古本屋に売…

決断

今日、バークレーにオファー受諾のレターを、その他の2校にはお断りのレターを送りました。 これで、この8月から、UCバークレーの公共政策大学院 (Goldman School of Public Policy | University of California, Berkeley) 及び再生可能エネルギー研究所 …

実務家から研究者へのモード転換

大学院を卒業してから10年間、政策立案をする実務家として仕事をしてきました。問題を発見、定義し、その解決に向けてリソースを獲得して、投入する。それが実務家の仕事でした。 特にここ数年は、三十余名の事業部の長として、自分で手を動かすのではなく、…

3つの選択肢

昨年からのPh.D出願にあたり、以下の三つの本命校を絞り込みました。 カリフォルニア大学バークレー校(Ph.D in Public Policy) Goldman School of Public Policy | University of California, Berkeley ランド研究所政策大学院(Ph.D in Policy Analysis)…

アメリカでの子供たちの教育

海外子女教育振興財団 日本の教科書の無償配付 海外で教育を受ける子供たちには、日本の教科書って無料で配布されるんですね。関西だと、梅田に取りに行けばもらえるようです。また、現地の日本人補修校でも配布されるとのことです。 海外子女教育振興財団 …

日本とのつながり

自分のミッションというか、ライフワークは、現場で汗をかく政策実務家を支援することです。その政策実務家というのは、国内外の自治体、非営利組織(NGO/NPO)、中央政府などの職員をイメージしています。 これから数年間は日本を離れますが、完全に関係が…

Connecting the dots

これまでに実務家として、政策立案に携わり、国内外の中央・地方政府、国連機関、企業等と一緒に問題解決に取り組んできました。これから研究の世界に入っていくときに、直接的にはその経験を使えないとしても、何かしらの形でつなげていけたらいいと思って…

自分で決めたことだから

新しい世界に飛び込むときや、新しいことをはじめるときは、身がすくむものです。うまくいくかどうかなんてぜんぜんわからないし、投じたエネルギーや時間は報われるんだろうかと不安になります。選択をした後でも、気持ちをしっかりともっておかないと、な…

岐路

いままでに、キャリア的な観点からの大きな分かれ道はこんなものがありました。 理系か文系か(16歳) どの大学を受けるか(18歳) どの学科に進むか(20歳) 大学院(日本、修士)に行くか就職するか(22歳) どこに就職するか(24歳) どの大学院(米国、修士)に行く…

自由は楽しくも厳しい

たしか高校くらいの頃から、なんとなく日々を過ごしていくんじゃなくて、目的的に、というか、何かやるなら目的を持って生きて行こうと決めました。そっちの方がなんだか得られるものが大きそうな気がしたからです。 何をするにしても自分で適当に目標を立て…

なしとげる人の方法論

なにかをなしとげることができる人には共通点があるもの。成功する友人や、仕事でご一緒する方々など、色々な人たちを観察してきて、そう思うに至りました。それは人生をかけるような大きなことをなしとげることだけではなくて、スポーツを始めるとか、資格…

日本にいる間の準備

昨年秋から今年1月上旬までの出願作業、1月下旬から2月中旬までの電話・スカイプ面接を経て、希望する大学院や奨学金から合格をいただきました。予想の何十倍もしんどく、合格をいただけるとは最後まで確信が持てなかったので、今はただただほっとしています…