UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

人材育成

phdryugaku.hatenablog.com

 

こういうエントリーを以前書きましたが、日本とのつながりを持ち続けたい分野のひとつが人材育成です。

日本ではOJTの美名の下、政策分野における体系的な人材育成がほったらかしになっていると感じています(OJTのメリット、デメリットはまた別のエントリで書こうと思います)。複雑化していく政策課題は素人に手出しのできるものでもなく、前例が頼りになる時代でもありません。他方で、財政的にも人材的にもリソースが限られるなかで、自治体消滅や少子高齢化などの巨大な課題を前に、結果が厳しく問われています。このため、様々なレベルの政策の現場に、これまでとは比較にならないくらい、プロが求められているのが現状です。

 

こうした状況で、地方自治体やNPOの政策立案力・提言力の強化に向けて、細々とではありますが、ライフワークとして活動を続けています。

 

2012年から、自治体や大学で政策立案の方法論に関する研修や講義を数多く行ってきました。ベースは拙訳の以下の本ですが、オーディエンスとなる方々によって、内容を変えながら研修を組み立てていきます。短いものですと2時間、長いものですと、合計で36時間くらいの研修になります。

 

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もちろん本業ではありませんので、紹介ベースでせいぜい二月に一度くらい、人数でいうと500人程度の方に研修・講義をさせていただきました。これから渡米するまでの4ヶ月は、少しペースを上げて月に1回以上は教壇に立ちます。

 

これからアメリカに渡るわけですが、研修を依頼してくださり、同じような問題意識をもって熱心に議論ができる方々と築き上げた信頼関係は、自分にとって、とても大事なものです。そうした方々の依頼を断るなんてありえませんので、7月末と12月末には帰国し、集中的に講義を行うことにしています。

 

簡単ではありませんが、こうして年に1、2回は帰国して研修を続けながら、特に自治体やNPOの皆さんと一緒に日本の政策人材育成のモデルケースのようなものを完成させたいと思っています。この夏からのバークレーでの講師経験とトレーニングも、きっとその役に立つはずです。長期的には、こういった研修の組織化、書籍化なども進めていきたいと思っています。

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