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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

組織の変化、社会の変化、個人の変化

考えたこと
最近のニュースで出ていた、大学の職業学校化や国際化、霞が関の国会対応の話を聞きながら、考えたことです。
 

日本の伝統的な組織、例えば官公庁や大学、で働いたりした経験があると、組織を変えていくにはとても長い時間がかかることが理解できます。看板をかけかえて変わったふりをしたり、改革と称して組織内でいろいろなプログラムをしたりすることはできますが、それと組織の中身を本当に変えることとは次元の違う話です。たとえば大学や大学院を職業訓練校や専門職大学院という看板にしたところで、中で教える先生が同じでは絶対に求める教育の成果は得られません。

 
しかし、新技術の登場やそれに伴う様々なサービスなどは、そんなことは全くおかまいなく、確実に世界を大きく変えていきます。
 
この伝統的な組織と社会の変化のスピードの違いはいかんともしがたく、インターネットの登場とグローバル化によって決定的なものになったと考えています。ドラッカーさんが以前書いていましたが、このような変化の時代は、思いもよらない方向に数十年は続くのでしょう。
 
そして、時代の変化に追いつけない組織は広い意味で淘汰されていきます。企業であれ、官庁であれ、いかなる組織であれ。
 
さて、組織が変われないとしても、組織よりもずっと早く個人が変わることはできます。もちろん容易ではありませんが、しかるべき時間と労力を投資すれば、新たにスキルを身につけたり、社会の変化に対応することができます。それは個人の選択の問題です。
 
例えば大学が国際化したり、学校英語が有益なものになったり、官公庁の業務が効率化されたりするのには、10年以上の時間がかかるでしょう。もしかすると必要な方向に変わらない可能性もあります。
 
一方で自分でそのために動き出すことはできます。情報を集めて自分の思う正しい方向に時間と労力を投資し、動き出せばいいのです。インターネットとチープ革命のおかげで、以前に比べて選択肢は豊富にあります。周りと違う選択肢を取るのは勇気がいりますが、自分の人生、誰も責任を取ってくれません。社会の流れを見つめて、自分の人生の舵取りをしていくほかないんですよね。
 
そして親として、どのような教育環境を子供たちに与えていくのかは、こうした変化の時代の大きなテーマだと思っています。
 
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