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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

アジア大学番付 日本は中国を下回る NHKニュース

www3.nhk.or.jp

 

イギリスの教育専門誌は、アジアの大学ランキングを発表し、日本の大学は東京大学が首位を維持したものの多くが順位を落とし、100位までに入った大学の数で初めて中国を下回りました。

 

 

10日に発表されたことしのランキングでは、東京大学が3年連続で首位となり、2位は去年に続き、シンガポール国立大学、3位も去年と同じで香港大学となりました。

 


東京大学以外の日本の大学は、京都大学が去年から順位を2つ下げて9位となったのをはじめ、東京工業大学も順位を2つ下げ15位、去年15位だった大阪大学も18位となるなど、多くの大学が順位を落としました。この結果、日本で100位までに入った大学の数は、去年よりも1校減って19校となりました。

 

以前大学の幹部の方から、この手の世界大学ランキングの裏話を聞く機会があり、その恣意性や裏でのやりとりにうーんとうなってしまったことがあります。客観性を装っていても、操作はいくらでもやりようがあるし、その操作の権限は出版社側にあるわけです。広告を大量に出稿するお客さんに不利益となるようなことはしませんよね。なので、ランキングを絶対視するようなことがあってはいけません。

 

しかし、実際に数字が出てしまうと、一人歩きして大きな影響力を持ち始めるのも事実です。米国留学時代、留学生の友人たちと話をしていて気づいたのは、彼らは大学ランキングのことを良く知っており、実際の進学先決定にもランキングの順位が影響を与えていることでした。

海外留学を考えるとき、複数の国に出願することは当たり前に行われているのが現状です。そしてたとえば優秀なタイやフィリピンの留学生が、複数の国(たとえば日本とシンガポールと中国と香港)の大学院から合格をもらった場合、こうした国をまたいだランキングに頼るのは、きわめて自然なことです。

 

事情をよく知る日本の大学関係者のみなさんが、この手の大学ランキングを嫌っているのはわかりますし、僕もその気持ちに共感します。ただ、日本の大学が今後優秀な留学生を引き込むことを目指すのであれば、本記事のような傾向に歯止めをかけ、ランキングをあげていくことを目指すべきでしょう。優秀な留学生は、どこの国でも取り合いですので、早めに対応をしていってほしいものです。