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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

多読しよう:社会人になってからの英語の学び方④

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続いて今日は多読について書きます。

 

一般的に、英語には4技能があるといわれます。

  1. 読む(Reading)
  2. 書く(Writing)
  3. 聞く(Listening)
  4. 話す(Speaking)

さて、英語を学ぶ際の大原則。それは、それぞれの技能は、やった量に比例して伸びていくということです読む力は読んだ分量、書く力は書いた枚数、聞く力は聞いた時間、話す力は話した時間にだいたい比例しているのです。

もちろん、それぞれの技能は関連しているので、相乗効果があることは否定しません。大量に何十冊も本を読んでいれば、聞けるようになりますし、たくさん聞けば話すのも少しは楽になります。が、原則として、これらは独立した技能だと思ってもらったほうが良いです。うまく話せるようになりたいなら話さなければいけません。たとえばいくら読んだり書いたりしても、ほとんど話せるようにはならないのです。

さて、今日は1の読むことについて書きます。日本人は英語の読み書きは得意といわれたりもしますが、それは4技能のなかでの相対的な評価です。上記の原則に照らせば、中高6年間で読んだ分量なんて、厚手のペーパーバック1冊にも及ばないでしょう。まずはたくさん読むことが大事です。最初は1冊読むのに数ヶ月かかるかもしれませんが、一冊読みきったという達成感を得るのは大事です。

昨日のエントリでも書きましたが、まずは楽しくたくさんの量を読むことを目指しましょう。英語の本の多読、というと、なぜか小学生や中学生が読むような本を推薦されたりしますが、モチベーションの観点からすると厳しいように思います(少なくとも僕の場合は)。やはり大人が読む本を普通に読むほうが、楽しいんじゃないでしょうか。

そのときに選んではいけないのは、文学・小説や大学の先生が書いた学術書。歴史や文化関連の本も厳しい傾向があります。これらの本は、単語が難しく、言い回しも凝っているのでハードルが高いのです。ジャーナリストや実務家が書いた本は、読みやすいことが多いです。

Timeは洗練された文章のお手本だといわれていますが、ネイティブでない限り、最初は避けたほうが良いと思います。

大人向けに書いているけれど、できるだけわかりやすい言い回しで、単語もそんなに難しくない、あるいは理解できる。そして面白い、あるいは興味深い。そういう本を探しましょう。お勧めは以下のようなジャンルです。

  1. 筆頭はベストセラーとなったビジネス書です。できるだけ中身をわかりやすく届けようとしているので、読みやすいことが多いです。また、ベストセラーとするべく読者層を広めに想定しているので、簡単な英語を使っています。
  2. 次にあげられるのは、会話が主体の小説です。地の文を読まなくても、会話だけでストーリーが理解できるものは、すいすい読めます。英語の多読をするときの最初の壁は、英語の本なんて読めるんだろうかという心理的なハードルです。まず一冊読みきったという達成感を得ることが大事です。また、ページターナー(page turner)と呼ばれるような、次を読みたいと引き込まれる推理小説も、この目的に向いています。
  3. また、ご自身の専門分野の本を読むのも良いでしょう。仕事で使っている単語やコンセプトは理解しやすく、読むハードルをぐっと下げてくれます。単語は難しいかもしれませんが、中身がわかっていれば意外と読めるものです。英語の本は良書が多いので、日本語の専門書を読むよりもわかりやすい可能性すらあります。

以上を踏まえて、通勤列車の中では毎日英語の本を読むことを習慣づけて見てください。

 

最後に、こういった読み方を英語では"Fun Reading"といいます。Fun Readingの一番の鉄則は、わからない単語があっても辞書で引かない、というものです。わからない単語はGuessしてみてください。なんども見たけど結局この単語の意味はなんだろう、くらいになれば辞書を引くのもありですが、毎回立ち止まってスマホの辞書を見るのはお勧めできません。

 

次はシャドウイングについて書きたいと思います。

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