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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

英語を学ぶと・・・:社会人になってからの英語の学び方(番外編)

英語の学びから少しはなれて、なぜ英語を学ぶのかについて開発途上国の仕事仲間から聞いたお話について。

 

これまでに自分は開発途上国の官僚やコンサルタント、大学教授、国際機関やNGO職員たちとよく仕事をし、ビールやコーヒーを片手にいろいろな話をしました。

留学している人もいますが、そうでない人でも英語は上手です。特にいまの30歳を境に英語力が急激に高くなっているように思えます。その背景には、彼らには英語を学ぶ強いインセンティブがあります。

まず、外国資本の企業(いわゆる外資系企業)に勤務すると、国内企業や官庁よりも数倍収入が良いのです。そのためには英語が話せることが前提となります。官庁に入ると留学プログラムが用意されていて、そういったものを活用する若手・中堅も多いです。

そして、収入以上に重要なのは、英語を使いこなせることによって、はるかに多様な機会を得ることができます。東南アジアの大学生や院生と話をすると、当たり前のように、「卒業後はシンガポールで働くつもり」といったような話を聞きます。そして、目に見えるスキル(portable skill)を身につけ、企業や地域を越えて、時には国をまたいでキャリアアップを目指します。

特にどの分野が人気が高いのかと聞くと、金融とITだといわれました。これらの産業では、たとえば政府で働くよりも5倍くらいの初任給となることもあるそうです。これらの産業ではグローバルに賃金が収束しているため、そういうことがおきるのでしょう。同じことは他の産業においてもおきていくのかもしれません。

とある政府の幹部は、「以前は最も優秀な学生は必ず政府に来たものだがねえ。今は外資系企業に行くよ」と悲しそうな顔で話していました。といいつつ、政府幹部の子女の多くは、アメリカやカナダの大学に学部から留学させていることが非常に多いです。彼らは現地に残ったり、帰国して外資系企業に勤めたりします。

 

さて、このマレーシアやベトナム、バングラデシュなどで見られるこの傾向、どうもひとごととも対岸の火事とも思えないのです。実際、日本でも同じようなことはおきています。若い人たちは、時代の流れを読んで賢く動きますから。自分の子供たちの時代には、英語の重要性はますます高まっていく、むしろ当たり前に必要となってくることでしょう。

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