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UCバークレー留学記

カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)での思考の記録。

フォルクスワーゲン(VW)によるClean Air Act(大気浄化法)違反のニュース(続報は本エントリに随時追記)

"Put Simply, these cars contained software that turns off emissions controls when driving normally and turns them on the undergoing an emissions test."

Cynthia Gyles, Enforcement Officer, EPA

 

 

「簡単に言うと、こんなソフトウェアを装備した車だった。つまり、そのソフトウェアは、 普通に運転するときは排ガスコントロールのスイッチを切り、排ガス試験が行われるときにそのスイッチをつけていた。」

シンシア・ジャールズ, 法遵守担当官、米国環境保護庁

 

9/18/2015 Washington Postより

 

www.washingtonpost.com

 

今週はカリフォルニア州のClean Energy and Pollution Reduction Act(SB350)が成立したので、それをご紹介しようと思っていたのですが、とても気になるニュースが入ってきたのでそちらについて書きます。

 

2008年からフォルクスワーゲン(以下VW)が米国で販売した約50万台の車について、"defeat devices"と呼ばれるソフトウェアが搭載されていたことを、米国環境保護庁(US EPA)及びカリフォルニア州大気資源局(CARB)が発表しました。

09/18/2015: EPA, California Notify Volkswagen of Clean Air Act Violations

http://www.arb.ca.gov/newsrel/in_use_compliance_letter.htm

 

通常運転では、NOx(窒素酸化物)の排出量は、排ガス規制の10倍から40倍に上るとの発表です。 ディーゼル車は燃費がよいものの、NOxの削減がガソリン車に比べて技術的に難しいとされているので、衝撃が大きいです。

 

そのdefeat devices、Clean Air Act(大気浄化法)で禁じられており、今後の調査によって制裁金や刑事訴追の有無が決まります。

http://www2.epa.gov/sites/production/files/2014-06/documents/defeat.pdf

 

defeat devicesについてEPAの担当官が説明したのが、冒頭の引用です。

VWの販売台数が世界一になろうとする中で、本当なのかという気持ちになります。しかも2008年から今まで組織的に行われてきたわけで、米国だけで行われたとは考えにくく、日本や欧州でも調査が始まるでしょう。

 

まだEPAとCARBの調査は終わっていないので、その続報が出たら今後ご紹介したいと思います。

 

<追記>